この記事は数日前に書いていたものなんですが、先日よりレクについて一波乱起きていて、この記事を公開するかしないか少し悩みました。ですから、現場の事情などは抑えて書きました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
数日前のレクは「盆踊り」の練習でした。僕が最も恐れていた事です。
いえね、その日は一応レク担当ではなくて、リハ担当だったんです。だから、やれやれとは思っていたのですが、晴れは日光浴でもいいし、ゲームor盆踊り練習、だったからゲームでいいや、って思ってたら、100%盆踊りの練習、みたいになってるし。
さて、どうやって逃げようか。いや、どっちにしても踊りはせん。何を隠そう、踊り系は超大嫌いでして、見ていても冷や汗が出るほどなんです。いつからなんでしょうか。生理的に駄目なんです。アレルギーに近いです。ディスコ(今で言うクラブ)で踊ってる人を見ても、ニュースで流れる祭で張り切っている人達を見てもドン引きしてしまうんです。
よさこいとか阿波踊りとか、他人が踊っているのは興醒めで済みますが、自分が踊るなどとは1000%有り得ない事なんです。
「よさこいや阿波踊りとは違うやーん。」と言われましたが、「あぁ駄目駄目。全部ひっくるめて踊りは駄目。」
そんな事で、8月は1年間で最も修羅場の時期です。勤務表とレク予定表とにらめっこですよ。
人間、一律に楽しみとなる物が共通している訳ではありません。それは入所者さんだけでは勿論なく、我々スタッフにも当然あるもので、僕にとってはそれが踊り関係だという事です。
でも仕事ですから、本来はすべきです。でも嫌々されるとレクを受ける側が白けてしまって楽しめる訳は無いはず。
日本の老人福祉施設で使っている「レク」って言葉の意味を、「レク」として便宜上表現していきますが、根底に「レクはリードする人も楽しめないとレクにはならない」って思ってます。とは言っても現実的にはそうでもない事もしばしばありますが、それは他に楽しみがないからであって、レクの本質とは少し違うはずです。
自分が楽しめない、受ける側が「楽しいだろうなぁ」と思えないものを取り扱う時、非常に拒絶反応が出てしまうんです。
もちろん「仕事」ではあります。でも出来る事と出来ない事があります。街なかで踊ってる人を見たら凍り付きます。
レクは13:30からと決めていますが、13時過ぎより着々と準備が始まり、僕はリハの立ち上がり練習をしながら、その準備を見ていました。
13:25には準備完了。音楽スタート。「タタンタタン。タタ、タタンタタン。」
始まってるよ。(TДT)
同僚たち「(*゚∀゚)っUNBOBOさん、早よ早よ。」
僕「だから無理だって言うのにから。(゚皿゚メ)」
入所者さん「UNBOBOさーん、踊って見せて〜。」
僕「ごめん。ムリ。
」
手拍子するわ。あ、それそれ。(パン
パン
パン
)
案の定、30人以上で作られた輪の中に踊るのは2名の介護スタッフ。入所者さんは踊れる人など居られず、手拍子すら聞こえない状況。
これって、見せ物みたいで嫌なんです。でもそれでも踊るスタッフは偉いです。僕と違って大人です。もちろん自分自身も辛いです。迷惑かけたくないので、「盆踊りアレルギー」を公言しているのですから。その上で、「盆踊りの練習」を選ばれたので僕は僕の出来る限りの手拍子を致しました。
(ちなみに僕の手拍子や拍手はとても大きな音が出ます)
10分後の13:35。おやつの時間まではまだ25分もある。長い。長すぎる。見ているだけで倒れそうだ。
レク担当「じゃあ、今度はUNBOBOさんが踊ってくれますからね。UNBOBOさ〜ん。」
僕「はーい。(´∀`)じゃあそろそろおやつにしましょうか〜。」
詰所から爆笑の声。
レク担当「ちょっと(´・ω・`)。まだだし。おやつ来てへんし。」
なんとか手拍子でやり切りました。
おやつが始まり詰所からもゾロゾロとスタッフ(Nsとか)が出てくる。
レク担当「結局踊らんし。」
僕「なんで!? 手拍子頑張ってたやんか。わしの手拍子がなかったら、そら寒々だったで。」
皆「その手拍子ズレてるし( -д-)ノ」
僕「え!? Σ(・ω・ノ)ノ」
盆踊りを負担に感じる職員も少なからずいる訳で、また、入所者さんだけでなく職員も踊れる方もほぼいらっしゃらず、レク委員さんは「踊れなくても見るだけでも季節の雰囲気を感じれていつもと違う時間を少しでも楽しく過ごして貰えるならばいいんじゃない?」と言われる。
もちろん、そうです。しかしながら現実的でよりよいモノにしようとするならば、やはり気の乗らない職員に頼らずに、施設全体での入所者さんを集めて、踊りの好きなボランティアさんを招いて行ったほうが、今よりも明らかに数倍、いやもっと効果のある「盆踊り」が出来るはずです。なにも無くそう、やめようと言っているのではありませんから。
そうすれば各階の踊れる入所者さんも集まって、踊れる人数が集まればよりそれらしくなりますし、ただ職員が踊るのをBGMと共に眺める「盆踊り」では無くなるので、プラス効果ばかりで非常によい提案だと思います。何もフロア毎の開催にこだわる理由などありませんから。
それは今後の会議でどうされるかは分かりませんが、同じやるのであれば良い方法を採択される事を願います。
○●○●○●○●○○●○●○●○●○○
【踊りに関するエピソード】
高校3年の体育祭の応援合戦では、応援団員(たしか9人)でダンス「Everybody Dance Now」って曲名かどうかは知らないけど、訳あって踊る事になって、盆踊りについてはレクのインストラクターの学内試験で実演で「炭坑節」を扱ってもいたんです。その試験でも絶賛されるほどの上手さだったようです。
でも、今はホント駄目なんです。去年いたフロアでレクの時間に盆踊りの練習をせぇ、みたいになって、嫌だから入所者さんに聞いたんですわ。
僕「なんか盆踊りの練習ってなってるんですけど・・・、します? やめとく? ゲームでもする?」
って。
そしたら元気のいい人、若干1名が「する、する!!」って。
かと言って、何があっても踊る訳にはいかないので、結局周りの職員が看護婦さんまで出てきて輪になって踊ってましたが、僕はその場に居るだけで、冷や汗がダラダラ。普段汗はかかない方なのに、その場に自分がいるだけで、自分のレク担当の時にこのレクの状態、って思うだけで卒倒しそうでした。
ずっと前に嫁に言った事があります。
僕「わしが芸能人だったとして、ミュージカルだけは御免だわ。」
Σ(´д`;)
嫁「ブハハハッ」(゚∀゚)
□■□■□■□■□□■□■□■□■□□
◎特養時代の話。
研修旅行
でグアムに行きました。
(バンコクの班もありました。)
男3人組で行動していた訳ですが、その中の先輩が「UNBOBO君、ディスコ行こうや。ディスコ。(。・ω・)ノ゙」
(10年前ですからディスコでした。)
僕「ヴェー。嫌、嫌。無理無理。駄目駄目。いいです。どうぞ、行ってきて。」
先輩「えー。行こうや。」
僕「無理無理。ホント。駄目駄目。」
先輩「金(60$)出すから行こうや。」
僕「マジっすかぁ。(;´Д`)」
そこまで言われたら仕方ない。僕も男だ。
僕「分かりました。行きますよ。お金も自分で出しますよ。でも踊らないですよ。ジュース飲むだけですからね。」
テクテクと3人でホテルから歩いてディスコへ。
外人が「Hey!! (=゚ω゚)人(゚ω゚=)!」みたいな感じでテンション高い。
わしはあんたを知らないよ、等と思いつつ、薄暗い店内へ。
他の女性職員も来てる。踊ってる。有り得ない。
(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))
先輩「UNBOBO君、どうする?」
僕「そこで座ってジュース飲んでます。」
先輩「じゃあ行って来るわ。」
と僕と同い年のもう一人と一緒にホールへ。
2階のテーブルから眺めていた。
「この人たち、何が楽しいんだろう。喜んでるのは店の人だけじゃないのか。ほら、地元の外人さん達も、そんな日本人をみて笑ってるよ。ステージで踊ってる外人さんはやたら上手いけど。」
苦痛の2時間が過ぎました。きつい。きつかったけど、見てるだけだから生きていた。
<翌日の夕方>
先輩「UNBOBO君、ディスコ行こうや。」
僕「(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?」
結局、行く事に・・・。
苦痛の2時間・・・。(T_T)
でも、実弾の銃を撃ちに付き合ってもらったし。
【値切って105$】
白いリムジンが迎えに来た。でも帰りは普通のジープだった。
Σ(・ω・ノ)ノ
なぜ、特養の研修旅行でグアムなのか。
当然のように、あとで指導があったらしいです。
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数日前のレクは「盆踊り」の練習でした。僕が最も恐れていた事です。
いえね、その日は一応レク担当ではなくて、リハ担当だったんです。だから、やれやれとは思っていたのですが、晴れは日光浴でもいいし、ゲームor盆踊り練習、だったからゲームでいいや、って思ってたら、100%盆踊りの練習、みたいになってるし。
さて、どうやって逃げようか。いや、どっちにしても踊りはせん。何を隠そう、踊り系は超大嫌いでして、見ていても冷や汗が出るほどなんです。いつからなんでしょうか。生理的に駄目なんです。アレルギーに近いです。ディスコ(今で言うクラブ)で踊ってる人を見ても、ニュースで流れる祭で張り切っている人達を見てもドン引きしてしまうんです。
よさこいとか阿波踊りとか、他人が踊っているのは興醒めで済みますが、自分が踊るなどとは1000%有り得ない事なんです。
「よさこいや阿波踊りとは違うやーん。」と言われましたが、「あぁ駄目駄目。全部ひっくるめて踊りは駄目。」
そんな事で、8月は1年間で最も修羅場の時期です。勤務表とレク予定表とにらめっこですよ。
人間、一律に楽しみとなる物が共通している訳ではありません。それは入所者さんだけでは勿論なく、我々スタッフにも当然あるもので、僕にとってはそれが踊り関係だという事です。
でも仕事ですから、本来はすべきです。でも嫌々されるとレクを受ける側が白けてしまって楽しめる訳は無いはず。
日本の老人福祉施設で使っている「レク」って言葉の意味を、「レク」として便宜上表現していきますが、根底に「レクはリードする人も楽しめないとレクにはならない」って思ってます。とは言っても現実的にはそうでもない事もしばしばありますが、それは他に楽しみがないからであって、レクの本質とは少し違うはずです。
自分が楽しめない、受ける側が「楽しいだろうなぁ」と思えないものを取り扱う時、非常に拒絶反応が出てしまうんです。
もちろん「仕事」ではあります。でも出来る事と出来ない事があります。街なかで踊ってる人を見たら凍り付きます。
レクは13:30からと決めていますが、13時過ぎより着々と準備が始まり、僕はリハの立ち上がり練習をしながら、その準備を見ていました。
13:25には準備完了。音楽スタート。「タタンタタン。タタ、タタンタタン。」
始まってるよ。(TДT)
同僚たち「(*゚∀゚)っUNBOBOさん、早よ早よ。」
僕「だから無理だって言うのにから。(゚皿゚メ)」
入所者さん「UNBOBOさーん、踊って見せて〜。」
僕「ごめん。ムリ。

手拍子するわ。あ、それそれ。(パン



案の定、30人以上で作られた輪の中に踊るのは2名の介護スタッフ。入所者さんは踊れる人など居られず、手拍子すら聞こえない状況。
これって、見せ物みたいで嫌なんです。でもそれでも踊るスタッフは偉いです。僕と違って大人です。もちろん自分自身も辛いです。迷惑かけたくないので、「盆踊りアレルギー」を公言しているのですから。その上で、「盆踊りの練習」を選ばれたので僕は僕の出来る限りの手拍子を致しました。
(ちなみに僕の手拍子や拍手はとても大きな音が出ます)
10分後の13:35。おやつの時間まではまだ25分もある。長い。長すぎる。見ているだけで倒れそうだ。
レク担当「じゃあ、今度はUNBOBOさんが踊ってくれますからね。UNBOBOさ〜ん。」
僕「はーい。(´∀`)じゃあそろそろおやつにしましょうか〜。」
詰所から爆笑の声。
レク担当「ちょっと(´・ω・`)。まだだし。おやつ来てへんし。」
なんとか手拍子でやり切りました。
おやつが始まり詰所からもゾロゾロとスタッフ(Nsとか)が出てくる。
レク担当「結局踊らんし。」
僕「なんで!? 手拍子頑張ってたやんか。わしの手拍子がなかったら、そら寒々だったで。」
皆「その手拍子ズレてるし( -д-)ノ」
僕「え!? Σ(・ω・ノ)ノ」
盆踊りを負担に感じる職員も少なからずいる訳で、また、入所者さんだけでなく職員も踊れる方もほぼいらっしゃらず、レク委員さんは「踊れなくても見るだけでも季節の雰囲気を感じれていつもと違う時間を少しでも楽しく過ごして貰えるならばいいんじゃない?」と言われる。
もちろん、そうです。しかしながら現実的でよりよいモノにしようとするならば、やはり気の乗らない職員に頼らずに、施設全体での入所者さんを集めて、踊りの好きなボランティアさんを招いて行ったほうが、今よりも明らかに数倍、いやもっと効果のある「盆踊り」が出来るはずです。なにも無くそう、やめようと言っているのではありませんから。
そうすれば各階の踊れる入所者さんも集まって、踊れる人数が集まればよりそれらしくなりますし、ただ職員が踊るのをBGMと共に眺める「盆踊り」では無くなるので、プラス効果ばかりで非常によい提案だと思います。何もフロア毎の開催にこだわる理由などありませんから。
それは今後の会議でどうされるかは分かりませんが、同じやるのであれば良い方法を採択される事を願います。
○●○●○●○●○○●○●○●○●○○
【踊りに関するエピソード】
高校3年の体育祭の応援合戦では、応援団員(たしか9人)でダンス「Everybody Dance Now」って曲名かどうかは知らないけど、訳あって踊る事になって、盆踊りについてはレクのインストラクターの学内試験で実演で「炭坑節」を扱ってもいたんです。その試験でも絶賛されるほどの上手さだったようです。
でも、今はホント駄目なんです。去年いたフロアでレクの時間に盆踊りの練習をせぇ、みたいになって、嫌だから入所者さんに聞いたんですわ。
僕「なんか盆踊りの練習ってなってるんですけど・・・、します? やめとく? ゲームでもする?」
って。
そしたら元気のいい人、若干1名が「する、する!!」って。
かと言って、何があっても踊る訳にはいかないので、結局周りの職員が看護婦さんまで出てきて輪になって踊ってましたが、僕はその場に居るだけで、冷や汗がダラダラ。普段汗はかかない方なのに、その場に自分がいるだけで、自分のレク担当の時にこのレクの状態、って思うだけで卒倒しそうでした。
ずっと前に嫁に言った事があります。
僕「わしが芸能人だったとして、ミュージカルだけは御免だわ。」
Σ(´д`;)
嫁「ブハハハッ」(゚∀゚)
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◎特養時代の話。
研修旅行

(バンコクの班もありました。)
男3人組で行動していた訳ですが、その中の先輩が「UNBOBO君、ディスコ行こうや。ディスコ。(。・ω・)ノ゙」
(10年前ですからディスコでした。)
僕「ヴェー。嫌、嫌。無理無理。駄目駄目。いいです。どうぞ、行ってきて。」
先輩「えー。行こうや。」
僕「無理無理。ホント。駄目駄目。」
先輩「金(60$)出すから行こうや。」
僕「マジっすかぁ。(;´Д`)」
そこまで言われたら仕方ない。僕も男だ。
僕「分かりました。行きますよ。お金も自分で出しますよ。でも踊らないですよ。ジュース飲むだけですからね。」
テクテクと3人でホテルから歩いてディスコへ。
外人が「Hey!! (=゚ω゚)人(゚ω゚=)!」みたいな感じでテンション高い。
わしはあんたを知らないよ、等と思いつつ、薄暗い店内へ。
他の女性職員も来てる。踊ってる。有り得ない。
(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))
先輩「UNBOBO君、どうする?」
僕「そこで座ってジュース飲んでます。」
先輩「じゃあ行って来るわ。」
と僕と同い年のもう一人と一緒にホールへ。
2階のテーブルから眺めていた。
「この人たち、何が楽しいんだろう。喜んでるのは店の人だけじゃないのか。ほら、地元の外人さん達も、そんな日本人をみて笑ってるよ。ステージで踊ってる外人さんはやたら上手いけど。」
苦痛の2時間が過ぎました。きつい。きつかったけど、見てるだけだから生きていた。
<翌日の夕方>
先輩「UNBOBO君、ディスコ行こうや。」
僕「(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?」
結局、行く事に・・・。
苦痛の2時間・・・。(T_T)
でも、実弾の銃を撃ちに付き合ってもらったし。
【値切って105$】
白いリムジンが迎えに来た。でも帰りは普通のジープだった。
Σ(・ω・ノ)ノ
なぜ、特養の研修旅行でグアムなのか。
当然のように、あとで指導があったらしいです。