昨年末のことです。年賀状の印刷をせねばと焦っているところ、プリンタの調子がおかしかったのです。

そういえば、印刷用紙に黒いインクがかすれて汚かったのですが、いよいよパソコンのモニタに警告が出てきたのです。

原因は、プリンタの捨てインクを吸収するスポンジが一杯で、「もう吸えねえよ。」って言ってきたんですよ。

使っているプリンタはキヤノンのPIXUS 950iという機種で、長年使っていますが、特に不満もなく、使い倒してきました。

いい加減買い換えろよと自分でも思いますが、まだインクが2セット分ほどあり、捨てるには勿体ない。しかも黒インクに至っては4つくらい残ってるし。



仕方ない。分解してみるか。



ということで、分解しました。
PIXUS_950i_1


目的は、溢れんばかりに溜まっているであろうスポンジの応急処置です。
PIXUS_950i_2


開けてみれば、驚くほどにスポンジ真っ黒。飽和状態でした。
PIXUS_950i_4


手も真っ黒ですよ。

PIXUS_950i_3


調べてみると、このプリンタは修理対象からほぼ除外されていて、新品のスポンジが手に入らない。困りました。


仕方ないので、この何層にも敷き詰められたスポンジを取り出し、新聞紙などにインクを吸わせて戻すことにしました。

PIXUS_950i_5


出来るだけ吸わせてプリンタに戻し、特殊な手順でプリンタにアクセスしてリセットします。

PIXUS_950i_6


リセットしたのでエラー画面も出ず、用紙へのかすれも無くなり、延命措置完了です。